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明日7月25日からソウルに行ってきます。 [アート]

ギャラリースペースプリズム、申し訳ありませんが明日から1回目の夏期休廊に入ります。

ソウルに行ってきます。

私が初めての海外旅行をしたのは約30年前でした。もう30歳も過ぎて周りには海外経験者がたくさんいる中「海外ってどんなんだろう?」の気持が一杯で、当時事情が許す範囲でという理由で台湾に行きました。
そこで直面したのはふわふわとした物見遊山で出かけた私にはショッキングなことばかり。特に言葉の問題には知っていたのに打ちのめされるような体験でした。第二次世界大戦当時日本に占領され言葉を日本語に強制されていたため、ある年齢以上の方は普通に日本語が話せるという事実でした。知識では知っていても、心では理解していなかった。こういうことは案外たくさんあるように思います。

みんさんもご存知のように日本は古くから中国や韓国からたくさんの文化文明の恩恵にあずかって発展した国です。もちろん独自の物もありますが、たくさんの知識の輸入あっての現在です。

台湾での経験以後、他所の国に行く時にはその国に敬意を払いその国の文化をちゃんと見たいという気持を忘れないで行きたいと思うようになったのです。

台湾ではそう言う思いが薄かったためのショックだと思っています。心構えがあってもその場に行かなければ肌で感じることはできません。

台湾から帰ってなるべく早く韓国にも行ってみたいと思っていましたが、当時観光で韓国に行くのは男性が多く由々しきことながら良からぬ目的を持って行く方も多かった。
そんな時期、パートナーがオリンピック前の韓国を見たいとあちらに渡ったのです。
私の韓国への思いを知っていた彼は「今はまだ韓国の優れた物がちゃんとした状態では見ることができないし、何よりも韓国の人たちは自国の文化に自信を持っていない様に見えた。もう少ししたら必ずあの国は自国の文化を大切にするようになるからもう少し待った方はいい」と言ったのです。日本だってそう言う時代があった。浮世絵が海外で評価されたように。

ソウルオリンピック以降、韓国の発展は目覚ましく韓流ブームがあり日本からはお買い物ツアーも盛んになった。それはそれで悪くはないけれど、そんな中に行く気にはならなかったのです。

昨年私は韓国の模様を研究している日本人女性と知り合いました。
私の韓国への思いを伝えると「案内しますよ」と言ってくださいました。1年に何回も韓国に行っていらっしゃる彼女が行く時期に合わせて行くことにしたのです。それが明日。

今回もショッキングな体験ができたら、それもいい。ただただ尊敬の気持が持てたら、それはもっといい。

たった3日間ではどれほどのこともわからないかもしれませんが、やっと理想的な韓国への旅が実現します。皆様には大変ご迷惑をお懸けしますがお許しください。現地からの発信か帰ってからの発信かまたレポートします。


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