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ヒカリのリズムー建部弥希ドローイング展 [アート]

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この作品は今回の作品のの中で一番サイズが大きい。A1サイズのパネルです。画材はアクリル絵の具。
建部弥希さんは基本的には油絵の具で描くことが多く、アクリル絵の具は大きな作品に使うことは少ない。だからこの大きさの作品にアクリル絵の具は珍しいのです。

絵の具の特徴として油絵の具は乾くのに時間がかかり、アクリルは速い。
これは画家にとってなかなか大きな問題なのです。
早く結果を見て次ぎどう描いていくか考えたいタイプと、ゆっくり乾く時間が次どう描くか考えるタイプと。前者は油絵の具の乾く時間を待つのが負担になるし、後者は速乾性が考える時間を追い立てられるし。建部さんは前者らしい。だから比較的小さな画面にドローイングを描くのならアクリル絵の具が使えるけれど、大きなキャンバスを前にすると早く乾きすぎて思考に余裕が無くなるのだそうです。

A1サイズと言えばそこそこの大きさがある訳だけど。
やはりちょっと思考時間のコントロールが難しかったそうです。
画面に布を張込んだりして工夫はしたようですが。

そしてこの作品、色が短冊状になっていてこのところ出て来た新しい世界観なのだそうです。
ドローイングを描きながら画家建部弥希はどんどん前に進んでいっているのです。

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