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没後30年北川民次ー瀬戸市美術館 [アート]

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愛知縁の作家北川民次。

名前も作品もある程度知っていましたが、そういえばまとめてたくさんの作品を観たことがありませんでした。

メキシコに渡りリベラ、シケイロス、オロスコらの壁画運動に影響を受けた後瀬戸でアトリエを構えた作家です。名古屋市美術館にメキシコ作家の作品が多いのは北川のおかげかと思います。

強いアウトラインに特徴があるのも独特のデフォルメーションもメキシコでの経験からでしょう。

そんな作品の中で瀬戸の風景画に何だかとってもホッとしました。
瀬戸に帰国後アトリエをもったのもきっと彼が瀬戸をとても愛したからなのだと思いました。
帰国時の瀬戸は瀬戸物の町として栄え、それでも昭和の穏やかさも持ちあわせた日本人のリズム感にぴったりの町だったのではないでしょうか。

ラテンの国メキシコの刺激は若い北川にはとても魅力的だったに違いないけれど、一方で日本で生まれた彼には瀬戸の日本的な活気もまた好きだったんだろうな。

陶器への絵付けも楽しんでいたように見えました。

北川といえばもう1つ、バッタ。
キャラクターとしてもとても魅力的。

あのバッタは男性です。多分北川本人。
その理由は是非観て実感してください。
私とは違う感想を持った方はプリズムにてそのお話ししていただけたら嬉しいです。

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