林檎に込めた思いー花井正子展 [アート]
林檎の絵。花井正子さんが林檎を描き始めたのは随分前のこと。
林檎。
かわいい。
綺麗。
美味しそう。
観る側がその絵からのメッセージをどうを受け取るかは自由。
どの受け取り方にも誤りはない。
絵というのは作家が描き終えた時点から一人歩きをする。作家の思いを正確に受け取る必要はない。
ここから先は余談になる。
花井さんが林檎を描き始めた頃と今とではちょっと違うものがあると言う。
子供の頃自分にとって林檎がどんな存在だったのかふと思い出した時から、林檎は彼女にとって哀しくも温かい存在になった。が、できれば温かいだけの存在になってほしかった。そのためには、そうなるまで描くしかないのだった。
作家の極プライベートな描く理由に振り回される必要は、当たり前だけど、ない。