花井正子ー時間の虚(キョ)・・・ローマングラスからー初日 [アート]
花井正子さんがアーティスト宣言をしてからもう7、8年はたつだろうか。
自分の魂に忠実に絵を描く。
それは壮絶な時間を過ごすということを意味する。
画材はパステル。
ではパステル画なのか?確かにパステルを使っているのだからそう言えないわけではない。
ただ、その言葉でイメージする甘く柔らかな世界は彼女の絵にはない。
そこにあるものは魂の叫びであり、それに向き合った画家の激しく静かな虚(キョ)。それは孤独。
生きていれば誰もが避けられない孤独だからこそ多くの人が彼女の絵に共感し、時には涙する。
描かずにはいられなかった魂の叫びを受け取ってほしい。
明日4月6日(金)午後6時よりギャラリートークを開催しますが花井さんは来週の水曜日11日以外は在廊いたしますので、是非作家の生の言葉も聞きに来てください。