好奇心が勝つー横尾忠則&宇野亜喜良 [アート]
横尾忠則さんも宇野亜喜良さんも80才をいくつか過ぎています。もう半世紀も活躍し続けているということになります。
それだけ長く多くの人に支持され続けた理由は何なんだろうか?
たくさんの何かがありここの活躍なのだろうけれど、「好奇心」を持ち続けていることもその理由の1つなのだと思う。
横尾さんがデジタル版画を手がけたのもそんな理由なのではないでしょうか。
このデジタル版画を発表したのは15年ほど前のことになります。「デジタル版画」が版画として認められるようになった頃です。退色問題もようやく解決できるとなった頃です。
この版画のエディションナンバーには分母がありません。
生きている限り注文があれば制作するという理由から制作した順番の番号しか入れないことにしたのです。それによって値段を押さえることができる。たくさんの人に作品を楽しんでいただきたいからだとおっしゃっていました。
新しい物事に自分なりの方法で関わっていく。それは見事な「好奇心」だと思います。
一昨年神戸の横尾忠則美術館に訪れたとき横尾さんの新作の展覧会を開催していました。
東北の震災からの作品でした。身の回りに起きた大きなことを作品の中に描ききり自分なりのメッセージを発信する。若さすら感じる作品群でした。
「好奇心」といえば横尾さんはtwitterもやっていらっしゃいます。ご興味のある方はそちらもご覧になると面白いです。