漫画家になって20年ー雷門獅篭展 [アート]
この個展が決まってどんな作品をどう出品しようかと作品を改めて見てみると、「漫画家になって20年目だ」ということに気がついたそうです。
すでにDMもできあがってしまったあとだからどこにも記載はされていないけれど、この個展は漫画家になって20年の記念展というコンセプトで作品を展示することとなったのです。個展って先にコンセプトがあって制作するものだろうと言う突っ込みは獅篭さんの場合あてはまらない。いやあてはめなくて良い。もちろん漫画やイラストレーションをいい加減にしているわけではないが、「落語家雷門獅篭が描く」という大前提があっての制作なのだから、乱暴な言い方をすればコンセプトなどを正面きって考える必要はないのだと思う。
だいたいからして漫画家を目指したわけでもなくたまたま「絵描ける人いない?」という呼びかけに描いたことも無い漫画を「描く」と言ってしまったことから始まったのだから。素養は十分にあったとは言えそんなスタートからこれだけの量をこなしいっぱしの漫画家となってしまったのは驚きだ。
その感性は落語家としての感性に通じる。
魅力を知るには時間を要する。たっぷり時間を確保してギャラリーにお出で下さることをお勧めいたします。
在廊日
6月8、9、13日 11:30-19:00
10,12日 夕方ー
14、15日 11:30-16:00
16日 11:30-17:00