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アクリルの魅力(諏訪薫)ーひかりのいろ [アート]

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諏訪薫さんがアクリルを使うようになったのはいつ頃からだっただろうか?

初めての個展を2008年にプリズムで開くより前にすでにグループ展などでは発表していたような記憶がありますが、本格的に使うようになったのはまだ10年も立っていないようにも思います。

アクリルというのは絵の具や毛糸やアクリル樹脂のことを言います。
どれも発色の良さが特徴だと言われています。

諏訪さんが使うのはアクリル樹脂の板状のものから形を作っていくのですが、やはり発色の良さは魅力の1つだったようです。

赤や黄色の鮮やかさ。今回の作品にも何点かあります。ぱきっとしています。

透明のものも透明度が高く、無色、スモーキーブラウン、スモーキーグレイなど美しい素材です。

話を戻しますが、アクリル板を切出して熱をかけ立体的な形を作るというのがおおざっぱな行程。
最後に磨きをかけて仕上げます。

透明な素材は切出したときの切り口に光が集まり、ブラウンやグレイが際立ちます。磨きの行程でどんどん輝きが増すのだそうです。その集まる光に諏訪さんは魅せられました。そして作り出した形もさらに綺麗な形として存在感が出てくる。

諏訪さんがアクリル作品を発表し始めた頃「プラスチックなのに高い」と時々言われました。
そもそもアクリルはチープなプラスチックではありません。貴金属ほどではないにしても、素材として決して安いものではありません。それなでも磨きの行程で丁寧にしないとチープさを醸してしますのだそうです。つまり魅力をちゃんと引き出す努力が正直に出てしまう素材でもあるのです。

ここまでご説明しても「それでも傷がついたりくすんだりしませんか。金属はその点安心。」とおっしゃる方がいますが、金属も雑に扱えば傷もつきますし酸化もします。どちらの素材も愛情を込めておつき合いくださればきっと納得いただけると信じています。



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